マンションやアパートの分電盤はどのぐらい持つの?
戸建住宅、アパート、マンション、ビルなど様々な施設の分電盤メンテナンス工事を行っている浜松市の中山工業です。
分電盤は建物内に電気を分割して送る装置です。
各部屋に設置されているコンセントにどのぐらいの電圧を送るのか、調整できるようになっています。
こういった分電盤ですが、そうそう壊れるようなものではありません。
おそらく40年以上経っても壊れることはないでしょう。
メーカーの推奨年数は40年から60年程度とされていますので、一度建物に設置された分電盤は修理することはほとんどありません。
ただし、分電盤の中でも特定箇所に関しては、そこまで長い耐用年数にはなっていません。
例えばリミッター。
リミッターは電力会社との契約に基づいて設定されているブレーカーです。
契約電力を超える電力の使用が発生すると遮断する仕組みになっています。
他には漏電が発生した時に制御がかかる漏電ブレーカー、一定の負担がかかったときに落ちる分岐ブレーカーなどがあります。
これらは10年から15年ほどで一度メンテナンスを行った方が良いです。
他には地震を感知した時に自動で落ちるように設定されている感震ブレーカーも地震時にしっかり感知できるのかという意味で、定期的なメンテナンスを行った方が良いでしょう。